猫が血尿を出したら、何よりもすぐに病院に連れていく必要があります。なぜなら、腎臓や膀胱に炎症を起こしている可能性が高いからです。放置してしまうと、身体の中に毒素が溜まり、尿毒症(にょうどくしょう)という病気になり、死んでしまうこともあります。血尿を見つけたら、放置せずすぐに病院に連れていきましょう。

しかし、血尿といっても、赤色で明らかに血が混じっているものから、うっすらピンク色のものまで、色の幅があります。飼い主が早めに異変をキャッチできれば良いですが、日頃からおしっこを観察していないとピンとこないときがあります。とはいえ、血尿を見過ごすことがあっては大変です。

色のイメージだけでも持っておくと、もしかしたら血尿かもしれないと察することができ、愛猫を危険にさらさずに済みます。今回は、猫のおしっこの色や、猫の様子から、膀胱炎(ぼうこうえん)のサインをみつける方法についてお話しします。

猫のおしっこの色と血尿

猫と一緒に暮らしていて、猫はあまり水を飲まないなと感じる方は多いのではないでしょうか。猫の先祖は砂漠で生活していたこともあり、猫は少ない水分を効率よく身体に回す機能にすぐれた動物です。

そのため、猫は水分を少ししか摂らないで生活することはできます。しかし、水分が少なければ、健康で長生きは難しいです。なぜなら、猫が健康に過ごすためには、身体の中の汚いものをおしっこで洗い流す必要があるからです。

もし、猫があまり水を飲まないのであれば、おしっこの回数は少なめで、1回あたりのおしっこの色も濃くなりがちになります。あなたの愛猫のおしっこの色はどんな色ですか?

膀胱炎(ぼうこうえん)は、膀胱内に細菌が繁殖し炎症を起こす病気です。細菌に膀胱の粘膜(ねんまく)がキズつけられ血尿が出ることがあります。

膀胱炎は、身体の中に細菌やウイルスが侵入し、悪さをするのを防ぐ免疫(めんえき)機能が低下したときにかかりやすいです。予防するためには、水分をこまめに摂り、膀胱内の細菌を身体の外に出すことが重要です。

実際に、我が家の猫も15~16歳ごろに、膀胱炎を発症しました。猫の様子がおかしく、「膀胱炎に違いない」と感じるほどだったので、慌てて病院に連れていきました。抗生剤(こうせいざい)の注射を打ってもらい完治しました。

いま思い出しても、膀胱炎にかかっている猫は、おしっこが出ないため、イライラしてとてもつらそうでした。もっと、早めに気が付いていれば、無駄にストレスを与えることにならなかったと後悔しました。

そもそも猫が野生で暮らしているときは、身体の不調を周囲に悟られると、敵に襲われる危険があるため、不調を隠して生活します。飼い猫も野生の習性を持っているため、身体の不調は見つけにくいものです。

そのため、膀胱炎も早いうちは見つけにくいかもしれません。しかし、おしっこの様子を毎日観察することで、異変に気が付くことができます。以下は、猫のおしっこの色について詳しいお話をします。

猫のおしっこがピンク色のとき

健康な状態の猫のおしっこは「薄い黄色」です。しかし、おしっこが「ピンク色」または「サビた茶色」のようだと感じたら血尿の可能性があります。

例えていうなら、健康なおしっこは「ジャスミン茶」のような色です。ジャスミン茶は以下のような色です。

そして、血尿を疑うのは「紅茶」のような色のときです。

紅茶も水色はいろいろですが、以下のような濃い色は要注意です。

ピンク~赤、さびた茶色など、含まれる血液の量によって血尿の色は変わりますが、健康な状態のおしっこに見られない赤味を感じたら注意しましょう。

また、おしっこの色が、薄い黄色ではなく、濃い黄色からオレンジ色のように黄味が強いと感じたら、愛猫のおしっこが濃縮(のうしゅく)されていることを意味します。おしっこに体内の老廃物が多く含まれ、色が濃くなっているのです。

おしっこが濃縮されるのは、愛猫が飲む水の量が少ないためです。水分が少ないと、おしっこにして、身体の不純物を外にだすことができません。そうならないためにも、水分を十分に摂り、おしっこを出すことが重要です。

猫の血尿を早めに発見するには

血尿を発見するためのポイントは、以下の2つです。

日頃から、愛猫のおしっこの色を確認しておく

愛猫のおしっこの色を見ておくようにしましょう。毎日おしっこをみていると、薄い黄色がどのくらいのものかわかるようになります。冬は寒いので、あまり水を飲まないこともあり、黄味が濃くなることがあります。ちょっとした違いを見ておくことが大切です。

猫が水を飲まなくて、悩まれているようなら、以下のようなおやつを与えてみるのはどうでしょう。

ちゅーる

保水液

トイレシートは、「地」が白いモノが良い

我が家では、猫のおしっこの色を確認するため、毎日トイレのシートを交換しています。猫用ペットシートは、1週間交換しなくても良いタイプが多く、毎日交換するとなると、費用もかかります。そのため、犬用トイレシートで代用しています。

実際のトイレシートは以下のように、色がついたタイプがあります。

ピンクのトイレシート

ブルーのトイレシート

白のトイレシート

おしっこの色をチェックするのであれば、色のついたシートよりは、「白いもの」の方が適しています。ただ、猫用トイレの引き出しよりはサイズが大きいため、端を折って敷いています。

注意点としては、シートの端の折り方がきちんとしていないと、引き出しに巻き込まれた際にヨレて、おしっこがトレーにこぼれてしまうことがあります。

実際にトレーに敷くときは、以下のように端を折って使います。

毎日交換するのは手間と感じることもありますが、猫はおしっこのトラブルが多い動物なので、健康管理の一環と思い続けています。

膀胱炎のサイン

猫の異変をおしっこでいち早くキャッチできれば良いですが、うっかりすることもあるでしょう。そこで猫が膀胱炎になったときの様子をまとめます。こんなサインを見つけたら、スグに病院へ連れていってあげましょう。

・トイレにいってもなかなかおしっこが出ない

猫が膀胱炎になると、おしっこがなかなか出ないため、トイレの中に長く座り込んでいることがあります。トイレの匂いを嗅いだりして、おしっこをしたいような仕草を見せますが、出ないためイライラしています。

・トイレに何回も行く

一旦、トイレから出ますが、その後も不快な症状があるのでしょう。トイレに出たり、入ったりを繰り返し、落ち着かない様子が見られます。

・トイレでない場所でおしっこをしようとする

トイレではないところでも、おしっこをするような姿勢をとります。この状態になると、まわりをぐるぐる歩きながら、頻繁(ひんぱん)におしっこの姿勢になります。傍から見ても、明らかな異変と感じます。

・陰部が気になり舐めている

尿道口がムズムズ痛むのか、陰部をなめるしぐさとおしっこをする姿勢を繰り返します。イライラして、触ると怒り出す猫もいます。直ちに病院に連れていきましょう。

膀胱炎や血尿を予防するクランベリー入りキャットフードについて

膀胱炎や血尿を予防するためには「クランベリー」が含まれたキャットフードを選ぶと良いでしょう。

クランベリーは、以下のような深紅色の小さな果実で、酸味が強いのが特徴です。

クランベリーには以下の3つの成分が含まれています。

・キナ酸

キナ酸は、膀胱内のおしっこを酸性に保つ働きがあります。おしっこが酸性になっていることで、さまざまな細菌が増えるのを抑えることができます。

・プロアントシアニジン・アントシアニン

プロアントシアニジン・アントシアニンは、果実由来のポリフェノールです。身体を錆びつかせる活性酸素の働きを抑えることができます。

・ビタミンC

ビタミンCは、ストレスを軽減する効果があります。また、ポリフェノールと同じく、身体を錆びつかせる活性酸素の働きを抑えることができます。身体を若々しく保つためには、欠かせない栄養素です。

では、栄養バランスが取れたクランベリー入りのキャットフードを紹介します。

アカナ  パシフィカ

アカナはカナダのキャットフードメーカーです。アカナの特徴は、原材料に新鮮な地元産のものを使っています。さかなは太平洋で採れたものを多種使っています。一つのたんぱく質だけという偏りがなく、バランスが良いです。他にも鶏、やさい、くだものが使われています。アカナは3種類の味が楽しめるキャットフードですが、中でも一押しは「パシフィカ」です。

パッケージは以下のとおりです。

原材料を見てみると、以下のようなものが含まれています。

「新鮮クランベリー」も含まれていますので、愛猫の膀胱炎を予防するキャットフードに適しています。他にも、やさい、くだものが含まれているため、ビタミンC、ポリフェノールなどを十分に摂ることができます。ビタミンC、ポリフェノールは、内臓の働きを活発に、若々しく維持する役割があります。

また、ニシンやイワシには、猫が必ず摂らなくてはならない脂が含まれています。猫の内臓や血管を健康に保つためには大事な栄養素です。

また、アカナは、小麦やトウモロコシが使われていない穀物フリー(グレインフリー)のキャットフードです。そのため、どんな年齢の猫も食べることができます。

あなたの愛猫が生き生き元気に生活するための栄養バランスが取れたキャットフードを探しているのであれば、アカナはおすすめのキャットフードです。
すべての猫用【アカナキャット】

モグニャン

モグニャンは、イギリスで製造されているキャットフードです。キャットフードを製造する工場は、国際規格SAIGROBAL(サイグローバル)という国際規格の最高ランクを獲得しています。

工場の製造ライン、機械、衛生面でお墨付きを得ていることになります。また、大量生産は行わず、常に新鮮な状態のキャットフードを届けることを心がけている会社です。

パッケージは以下のとおりです。

原材料に含まれているものは以下のとおりです。

メインのたんぱく質は白身魚のタラを使用しています。小麦やトウモロコシを使わない穀物フリー(グレインフリー)のキャットフードです。どの年齢の猫にも適したキャットフードです。

膀胱炎を予防する成分を含んだ「クランベリー」もしっかり入っています。穀物フリー(グレインフリー)のキャットフードで膀胱炎を予防するタイプを試したいときにおすすめです。
抜群の香りと味わいを追求したプレミアムキャットフード『モグニャン』

まとめ

猫の血尿には、いろんな病気が考えられます。その中でも、代表的な病気が膀胱炎です。膀胱炎の明らかな症状がみられるようになると、猫はとてもつらそうです。

猫の膀胱炎の症状が軽いうちに見つけてあげるのがベターです。しかし、少しぐらいの不調であれば、猫はなにもないような顔をして過ごすので、見つけにくいものです。そのため、毎日猫のおしっこをチェックすることが有効になります。

おしっこがピンク色~サビた茶色であれば血尿の可能性があるので、早めに病院でチェックしてもらいましょう。

また、クランベリー入りのキャットフードは、膀胱炎を予防する成分が含まれています。あなたの愛猫が膀胱炎でつらい状態にならないよう、日ごろから適したキャットフードを与えると良いでしょう。