ブルーバファローは、高品質の生肉を主原料にし、玄米や大麦などの精製されていない穀物、新鮮な野菜・果物で作られた自然派のキャットフードです。自然派の原材料で作られたキャットフードの中でも「猫の食いつきが良い」「小粒で食べやすそう」など好意的なコメントの多いキャットフードです。
自然派で高品質な原材料が使われているキャットフードはたくさんの種類があり、どのキャットフードが良いのか迷うこともしばしばです。
今回は、ブルーバッファローに使われている原材料や栄養成分を見ていきます。また、我が家の猫達も実際にブルーバッファローを試してみたときの感想や体調の変化、食い付き状況についてもお話します。
ブルーバッファローの魅力を十分に理解しましょう。そうすることで、ブルーバッファローのキャットフードが、あなたの猫にとって合ったキャットフードかどうかを正しく判断することができます。
もくじ
ブルーバッファローについて
ブルーバッファロー社は、アメリカのペットフード会社です。ブルーバッファロー社は、愛猫や愛犬の存在は、家族の一員や大切な友達と同じくらいの存在であると考えています。
大切な家族(愛猫)の健康のために、獣医師や動物の栄養士などの意見を取り入れながら、新鮮で高品質な原材料を使ったキャットフードを作っています。ブルーバッファローは、他のキャットフードと違う独自のこだわりが詰まったキャットフードになっています。
まずは、種類、原材料について見ていきましょう。
ブルーバッファローの種類
ブルーバッファローの種類は全部で6種類あります。
・子猫用(チキン&玄米レシピ)
・成猫用室内飼い(毛玉ケアチキン&玄米レシピ)
・成猫用室内飼い(サーモン&玄米レシピ)
・成猫用室内飼い(チキン&玄米レシピ)
・成猫用室内飼い(お腹ケアサポートチキン&玄米レシピ)
・シニア猫用(7歳以上室内飼い・チキン&玄米レシピ)
猫の年齢や体型、活動量に合わせてキャットフードを選ぶことが出来ます。チキン味・サーモン味の2種類があるため、新しくキャットフードを試す際に、猫の好みに合わせた選び方が可能です。
ブルーバッファローの原材料・成分
ブルーバッファローのパッケージ(シニア猫・7歳以上室内飼い)は以下の通りです。
室内飼いのシニア猫用(7歳以上)に含まれている原材料は以下の通りです。
ブルーバッファローは、高品質のタンパク質や栄養価の高い穀物、様々な野菜、果物が豊富に含まれています。それぞれについて詳しくお話します。
タンパク質について
ブルーバッファローの主になるタンパク質は高品質な鶏肉です。粗悪なキャットフードに含まれている、鶏の骨、内臓などの副産物は含まれていません。フレッシュな生肉が使われています。
栄養価の高い穀物について
ブルーバッファローに含まれている穀物は、玄米・大麦です。玄米・大麦はビタミンやミネラル食物繊維が豊富に含まれています。また、玄米・大麦は、食べた後の血糖値を低く抑えることが出来る低GI食品です。
猫は、肉食動物であるため、穀物を消化するのは苦手です。ただ、穀物に含まれる食物繊維やビタミン、ミネラルは猫の身体を健康に維持するためには少しは必要になります。
穀物を食べた後、消化する際に、膵臓(すいぞう)からインスリンを分泌し血糖値が上昇しますが、低GI食品である玄米や大麦の場合、血糖値の上昇は穏やかであり、身体に負担がかかりません。
一方、トウモロコシ、小麦、白米は高GI食品となるため、血糖値が上昇しやすく、肥満を招いたり、糖尿病を患ったりします。キャットフードに含まれる穀物には注意が必要です。猫の身体に負担を掛けないものを選びましょう。
ビタミン豊富な野菜・果物について
エンドウ豆、サツマイモ、ニンジンなどのビタミン、ミネラル、食物繊維のお陰で、便秘を予防したり、粘膜を強くしたり、血管の弾力を維持したり出来ます。
ブルーベリーには、猫の老化を防ぐ成分のアントシアニンが多く含まれています。また、クランベリーは、キナ酸とプロアントシアニジンが含まれています。
キナ酸は、猫のおしっこを弱酸性に保つ働きがあります。そして、プロアントシアニジンは、膀胱内に雑菌が付着するのを防ぐ効果があります。どちらも、おしっこの悩みを抱えることが多い猫にとっては、有効な成分です。
プロバイオティクスについて
プロバイオティクスとは、腸内に生息する善玉菌の栄養源となる製品や食品のことです。プロバイオティクスの食品を摂ることで、腸内の善玉菌の数を増やし、腸内環境を健全な状態にすることが出来ます。便秘・下痢を予防したり、身体の免疫力を上げたりします。
猫は肉食動物であるため、タンパク質を多く摂取するので、腸内に悪玉菌のウェルシュ菌が多く生息しています。ウェルシュ菌は、有害物質を吐き出し、猫の健康を脅かします。ウェルシュ菌が増えるのを抑えるためには、善玉菌の割合を多くし、腸内環境を良い状態に維持することが重要です。
ブルーバッファローには、猫の腸内環境に配慮(はいりょ)した原料が含まれています。
乾燥エンテロコッカス・フェシウム発酵産物は、整腸効果の高い乳酸菌です。
乾燥ラクトバチルス・アシドフィルス発酵産物は、ヒトや動物の腸内や口腔内、膣内などに生息する乳酸菌です。整腸効果、病気感染を予防する効果が高いのが特徴です。
乾燥黒麹菌(かんそうくろこうじきん)発酵産物は、麹(こうじ)菌の一種です。麹菌は味噌やしょうゆ、酒などの原料になる菌です。
麹は食物を分解し吸収しやすくする効果があり、食物繊維も豊富に含まれています。麹菌が働きだすとオリゴ糖が産まれるため、乳酸菌のエサになります。乳酸菌を効率的に増やすもとになります。
乾燥トリコデルマ・ロンギブラキアタム発酵産物は、植物や材木の中に生きるカビの一種です。大麦などの穀物の消化吸収率を上げる効果や、腸内のphを弱酸性に保ち、悪玉菌を減らす効果があります。
乾燥バチルス・サブチルス発酵産物は、枯草菌(こそうきん)という別名があります。枯草菌はとても有能な細菌のため、いろんな効果があります。腸内での作用は、善玉菌の仲間であるビフィズス菌を増やす効果があります。
ブルーバッファローの特徴
ブルーバッファローのキャットフードの一番の特徴は、「ライフソースビッツ」と呼ばれるこげ茶色の粒が入っていることです。
以下の写真の赤枠部分が実際のものです。
ライフソースビッツには、米国の獣医師や動物栄養士が選んだ抗酸化栄養素・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。
ライフソースビッツは、コールドプロセス製法という方法で作られます。このコールドプロセスとは、食物を低温かつ短時間で加工する方法です。野菜や果物の栄養素は、高熱で処理すると壊れやすのが特徴です。しかし、コールドプロセス製法をを採用することで、ビタミンやミネラル、酵素を高いレベルで保持することができます。
キャットフードの原材料に新鮮な野菜、果物が含まれているものが多数ありますが、低温でじっくりと栄養素を引き出す調理をしているのはブルーバッファローだけです。
ライフソースビッツの原料には、ブルーベリー、クランベリー、ターメリック、ケルプ、パセリ、大麦若葉、ユッカ抽出物が使われています。これらの食材には、猫が本来持っている免疫力を維持する効果があります。
ブルーバッファローの感想
ブルーバッファローは我が家の猫たちのローテーションフードの一つです。
実際の粒の大きさは、以下の通りです。
粒は直径5mmほどで、かなり小粒です。我が家の猫達は形状にこだわりはないため、抵抗なく食べてくれています。あまり噛まずに飲み込むため、一気に食べると吐き戻しをする猫がいますが、ブルーバッファローを食べた後は特に気になりません。
最初400gのお試しサイズを与えた時の食い付きが良かったので、その後大きいサイズ(2㎏)を購入しています。ただ、大きいサイズは食べ飽きするようで、2袋目を開封したあたりから徐々に食べなくなりました。
結果的には1袋が終わったら、別のキャットフードへ変更しています。我が家の猫にとっては、2~3か月に1回の頻度(ひんど)が適当です。
匂いは、ロイヤルカナンなどの猫の食い付きを意識したキャットフードに比べると強烈ではなく、比較的あっさりした風味に作られています。
我が家では、猫が便秘をしないことが大事だと考えているため、ブルーバッファローの整腸成分に期待をしています。実際のところ、ブルーバッファローを与えている時のウンチは、どの猫も毎日一回は必ず人間の人差し指ほどの健康なウンチをしています。
ウンチの状態が緩すぎず、硬すぎずであるため、乳酸菌や麹菌のパワーを実感しています。便秘は癖になる症状なので、日ごろから十分注意する必要があります。ブルーバッファローは、整腸効果が高いものが豊富なため、あなたの猫のお腹の調子を整えたいと感じていれば試してみると良いでしょう。
また、猫は3~5月の換毛期(かんもうき)は、身体の毛が抜けてお腹に毛玉が溜まり便秘になりやすい時期です。そのような時期には、先駆けでブルーバッファローを与えてあげると便秘を予防できます。
ブルーバッファローの口コミ・評価
では次に、ブルーバッファローの口コミを見ていきましょう。高品質のキャットフードですが、実際に与えてみてどのような感想があるのでしょうか。
まずは、アマゾンレビュー、楽天レビューの感想をそれぞれ掲載します。以下のとおりです。
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ブルーバッファローの口コミは高評価なものが多いと感じました。猫の便秘が改善した、小粒で吐かないという健康面を評価したものもあれば、原材料の良さに対する安心感を評価したものもあります。
また、食いつきの良さが評価される一方で、全然食べないという評価もあります。猫は食べ物の好き嫌いが激しい動物です。他の家で飼われている猫がブルーバッファローを好きだからといっても、あなたの猫は嫌いかもしれません。個々の猫で好みが違うため、いきなり大袋(2㎏)を買わない方が良いでしょう。
ブルーバッファローを試してみようかなと思ったら、お試しサイズの400グラム入り1,059円(税込み)で様子を見てみることをおすすめします。
まとめ
ブルーバッファローは、猫を家族、大事な友人と考えているアメリカのペットフード製造会社です。そのため、キャットフードの原材料には高品質の鶏肉、野菜、果物などがふんだんに使われています。
ブルーバッファローの原材料には、整腸効果の高い乳酸菌、麹菌などが豊富に含まれています。乳酸菌だけでは、効果が出にくい場合を考え、乳酸菌のエサになるオリゴ糖、麹菌、酵素なども含まれています。
我が家の猫達は、ブルーバッファローを食べて、毎日健康なウンチをしています。身体に良い成分を含んだキャットフードですが、食いつきにはムラがあります。
実際の口コミを確認しても、全然食べないという感想があったため、最初与えるときは、400gの小袋サイズで試してみましょう。
口コミでは、吐き戻しが少ない、便秘が改善した等の高評価が目立ちます。このことからも、ブルーバッファローは、与えて安心なキャットフードと考えて良いでしょう。