猫のトイレを毎日掃除しますが、そんなときに血便を見つけたら、驚いてしまいますよね。我が家の超高齢猫(20歳メス猫)も、血便を出したので、病院でみてもらいました。

我が家の猫は、ウンチの表面に鮮血がついている状態でした。しかし、血便にはいろんなタイプがあり、例えば、ウンチ自体に血が混ざりあっている状態、黒っぽい色になっている状態などいろいろあります。ウンチの状態によっては、病気が隠れていることがあるので、ウンチの状態は毎日チェックしましょう。

しかし、猫の体調に大きな異変がなくても、ごくたまに血便になることもあります。そんなときは、いま与えているキャットフードがあなたの猫に合わないのかもしれません。猫の消化器に負担がかかれば、血便になることもあるからです。

今回は、猫のウンチの状態の説明と、血便を予防するための乳酸菌入りのおすすめキャットフードを紹介します。

血便の種類について

まずは、血便の種類や、病気の可能性についてお話します。

ウンチが黒くなっている

ウンチが全体的に黒くタール状の便の場合、胃や十二指腸、小腸で出血が起こっているかもしれません。胃腸系はストレスを感じると、調子が悪くなる部分です。あなたの猫が最近ストレスを抱えることが無かったかどうか考えてみましょう。

新しい猫を迎えた、家の周りが騒がしいなど、環境の変化が原因で、猫が大きなストレスを抱えることがあります。ストレスが原因で、胃や十二支腸、小腸に炎症を起こし、血便になることもあります。まずは、猫が落ち着ける環境かどうか確認しましょう。そして、早めにかかりつけの動物病院に連れていき、検査をしてもらいましょう。

ウンチに鮮血が混じっている

ウンチに鮮血が混ざりあっているときは、大腸にポリープができている可能性が考えられます。また、大腸に寄生虫が棲んでいる可能性も考えられます。原因を特定するため、早めに病院につれていき、検査をしてもらった方が良いでしょう。このように、血便には大きな病気が潜んでいる可能性もあります。

ウンチの表面に血液がついている

血液がウンチに混ざりこんでいるというよりは、ウンチの表面に血液が乗っているような血便のときは、肛門付近からの出血が考えられます。

とくに、15歳以上の高齢猫になると、身体全体が脱水ぎみになり、直腸付近に溜まった老廃物が硬くなってウンチが出にくくなります。また、我が家の猫のように、20歳の高齢猫になれば、肛門付近が乾燥して弾力性がなくなるため、硬いウンチが肛門にキズをつけ、血便になることもあります。

硬いウンチが原因の血便であれば、大騒ぎするほどのことではありませんが、放置してしまうのも考えものです。肛門にキズがつくほどの硬いウンチは、猫にとっても苦しいはずです。なるべく、スルリと負担なく、ウンチが出るように気を配ってあげましょう。日ごろから、便秘予防をすることが大事になります。

猫の便秘を予防するためには、乳酸菌や植物繊維が豊富なキャットフードを選ぶと、改善が期待できます。乳酸菌は、腸内を健やかに保つ善玉菌を増やす効果があります。また、植物繊維は、善玉菌のエサになったり、ウンチの量を増やしたりするため、排便をスムーズにする効果があります。

フードだけで状態が良くならないようであれば、かかりつけの獣医師に相談するようにしましょう。ウンチを柔らかくするクスリや、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促す下剤などをもらうことができます。

あなたの猫にあった便秘予防をして、血便を防ぎましょう。

お尻付近に血がついている

肛門からの出血ではありませんが、「肛門嚢破裂(こうもんのうはれつ)」になり、もお尻から出血しているように見えることがあります。そして、結果として血便になることがあります。

肛門嚢破裂というのは、猫の肛門の左右にある肛門嚢(こうもんのう)という袋の炎症です。肛門嚢の中には肛門腺があり、強烈な臭いをを発する分泌液をだします。通常であれば、分泌液は、ウンチをしたときに一緒に、身体の外に出てしまいます。

しかし、肛門嚢破裂する猫は、分泌液が身体の外に排出されることなく、肛門嚢に溜まり詰まってしまうことで起こります。分泌液が溜まった結果、肛門嚢に炎症が起こり破裂してしまうのです。

我が家の猫も、17歳のときに発症し、動物病院で肛門嚢に溜まった膿を取り除いてもらいました。

肛門の横に以下のような大きなキズ口ができました。

治療のため、病院でキズ口をを洗浄してもらい、塗り薬をもらいました。しばらくは、キズ口を舐めないようエリザベスカラーをつけて生活します。

3日おきぐらいにキズ口洗浄のため通院し、完治するまで約2週間かかりました。猫も15歳以上の高齢になると、肛門付近の筋力が衰え、肛門嚢に溜まった分泌液を身体の外にうまく出せなくなり、上記の写真のような状態を引き起こすことがあり、血便になることがあります。

肛門嚢が詰まるのは、猫の体質にもよります。分泌液がねっとりしている猫ほど、症状を引き起こすため、一度肛門嚢破裂を起こした猫は、その後も発症しやすくなります。写真のような破裂を防ぐためにも、できれば、動物病院で定期的に「肛門腺しぼり」という処置をしてもらうと良いでしょう。

実際に、我が家の猫が肛門腺絞りをしてもらい、肛門嚢から以下のものが出てきました。

粘土状の分泌液の塊で、ものすごく臭いのが特徴です。

我が家には、5匹の猫がいますが、写真のような粘り気の強い分泌液の猫は2匹だけです。他の3匹は、分泌液がサラサラなので、自然に排出され絞り出す必要はありません。

写真のような分泌物が肛門腺に詰まっていると、猫のお尻付近がとても臭いです。肛門付近にウンチがついた不潔な状態ではないのに、お尻付近が臭い場合、肛門嚢に分泌液が溜まっている可能性があります。放置すれば、いつか破裂して痛々しい状態になりますので、早めに、発見するようにしましょう。

血便を予防する乳酸菌入りおすすめキャットフード

猫のウンチが血便になるのは、腸の病気、硬いウンチ、老化などさまざまなことが考えられます。血便を予防するためには、腸の状態を健康に保つことや、便秘をしないことが大事です。

猫の腸の状態を良好に保つ「乳酸菌」の入ったキャットフードを紹介します。

ヒルズプリクション・ダイエット 腸内バイオーム

ペットの栄養学において世界的なリーディングカンパニーであるヒルズペットニューとリジョン社(米国)の子会社日本ヒルズ・コルゲート株式会社から販売されている「腸内バイオーム」は、猫の腸内環境を整えるキャットフードです。

パッケージは、以下のとおりです。

キャットフードには以下のものが含まれています。

「腸内バイオーム」は、毎日規則正しく排便となるよう、腸内に棲む細菌が理想的なバランスで維持できるよう、工夫されたキャットフードです。

フラクトオリゴ糖、サイリウムなどが、猫の腸内に棲む無数の細菌の栄養となります。腸が活発に働けば、病気に負けない身体を作ることができ、若々しい状態を維持することができます。毎日、健康なウンチが出れば、便秘が原因の血便を防ぐことができます。

我が家の猫たちも、ローテーションで腸内バイオームを与えています。癖のある匂いもなく、どの猫も好んで食べてくれます。ウンチは、毎日チェックしていますが血便となることなく、適度に柔らかく形の整っています。

あなたの猫のお腹の調子を良くしたい、便秘ぎみで血便を出すのを改善したいと感じる方は、一度試してみると良いでしょう。
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アカナ パシフィカ

アカナはカナダのペットフード会社で、新鮮な原材料にこだわっているのが特徴です。キャットフードは、3種類の味が揃っており、味を変えてローテーションすることもできます。

今回は魚味の「パシフィカ」を紹介します。

パッケージは以下のとおりです。

原材料には以下のものが含まれています。

アカナのキャットフードには、エンテロコッカス・フェシウム菌という、乳酸菌の一種も含まれています。乳酸菌は、摂り入れるだけでなく、腸内でうまく働かせることが大事です。

アカナは、新鮮な野菜・果物が多く含まれるため、乳酸菌のエサとなる食物繊維が豊富です。乳酸菌が腸内で増えるための要素を考えられています。アカナのキャットフードを食べ続けることで、腸内環境が整い、若々しい身体を維持することができます。

腸内が整えば、血便などのトラブルも発症することはなく、健全な日々を送ることができます。アカナのパシフィカは、魚の匂いが強いキャットフードです。そのため、初めて試すときは少しずつ与えたほうが良いでしょう。

慣れてくれば、飽きずに食べてくれるお気に入りのキャットフードになるはずです。魚味以外にも、羊肉がメインの「グラスランド」鶏肉がメインの「ワイルドプレイリー」もあります。

栄養素が偏らないよう、バランスよくローテーションしながら、与えてあげましょう。腸内環境はいつも一定ではありませんが、良質の原材料や乳酸菌入りのキャットフードを継続することで、安定した状態を維持することができます。
すべての猫用【アカナキャット】

まとめ

猫の血便を見たら、一瞬ギョッとしてしまいますよね。血便には、いろんな原因があるため、すべてが病気というわけではありません。ウンチが硬く、肛門が切れての血便であれば、腸内環境を整え、柔らかめのウンチとなるよう気配りをしてあげましょう。

ウンチの状態を良くするには、乳酸菌が含まれているキャットフード、植物繊維がバランスよく含まれ、乳酸菌を増やす効果のあるキャットフードを選んであげると良いでしょう。

日頃から、腸の健康を考えたキャットフードを選ぶことで、血便を予防することができます。