8歳以上の高齢猫に多い甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)という病気があります。我が家の15歳のオス猫がこの病気になりました。

甲状腺機能抗促進症という病気は、ホルモンの病気で原因がはっきりしていません。私の中では、病気に一度かかってしまうと、一生治療を続けなくてはならないというネガティブなイメージがありました。そのため、病気の診断された当初は、信じたくない気持ちや不安な気持ちで一杯でした。

病気が発症した段階では、甲状腺ホルモンの血液中の濃度を示すT4(サイロキシン)の数値は24㎍/㎗でした。ちなみに、標準的な猫の数値は0.6~3.9㎍/㎗です。我が家の猫は、規定値の約6倍であったため、すぐに薬による治療をすることになりました。

その他は、食事管理や家庭内でできる民間療法(みんかんりょうほう)や口腔ケアもしっかり取り組みました。その結果、治療を始めてから約2か月半後には、T4の数値が1.47㎍/㎗まで回復しました。

甲状腺機能亢進症は8歳以上の高齢猫が掛かりやすい病気です。この病気が発症すると、新陳代謝が活発になり過ぎてしまい、エネルギーを過剰消費してしまいます。その結果、食べても食べてもどんどん痩せこけてしまう怖い病気です。

病気の初期段階では、食欲が旺盛、動きが活発など、高齢のわりには元気そうなため、病気を見落としやすいのが特長です。

今回のお話は、甲状腺機能亢進症の病気についての情報と治療方法、この病気に適した「低ヨウ素のキャットフード」についてお話します。

我が家の猫の甲状腺機能亢進症は非常に重い症状だったため、動物病院の先生から、どうなるかわからないと言われていました。ただ、すぐに治療を始めたことや、食事に気をつかうなど猫の様子を確認しながら、治療に専念したことで、2か月半という短期間でT4の数値が安定しました。

あなたの飼っている高齢猫が、この病気にかかってしまったとしても、私の猫のときのように「適切な対処法」を踏むことで、病気の進行を遅らせることができます。

この記事を読むことで、高齢猫に発症しやすい甲状腺機能亢進症の正しい対処方法について理解することができます。

猫の甲状腺機能亢進症と症状

猫が7歳以上のシニア期になると気をつけたい病気が「甲状腺機能亢進症」です。7歳以上は、7.9~10.5%、13歳以上では11.8~18.5%の猫がかかっています。

身体の代謝を活発にする甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで起こる病気です。具体的な症状は以下のようなものがあります。

・たくさん食べるのに痩せてきた

・高齢猫なのに活発に動く

・そわそわ落ち着きがない

・鳴いて走り回る

・興奮しやすく、攻撃的になる

・水をたくさん飲む

・尿の量が増える

・下痢をする

・毛並がバサバサになる

甲状腺は、猫の喉のあたりの左右両側にある器官です。実際の場所は以下の通りです。

猫のあごから喉に掛けての部分に甲状腺はあります。猫が気持ちの良いときに喉をゴロゴロと喉を鳴らしますが、音が聞こえてくる部分の近くに甲状腺はあります。

甲状腺機能亢進症を発症すると、甲状腺ホルモンが活発に作られるため、甲状腺が肥大します。そのため、猫の飼い主が喉の部分を触ったときに、腫れていることに気が付き、発見できる場合があります。

ただ、甲状腺の付き方は、猫により個体差があります。甲状腺が奥まった場所についている場合は、喉を触っていても異変を察知しにくいときもあります。

我が家の猫も、医師の触診(しょくしん)で腫れが確認できなかったため、MRIによる立体画像で甲状腺の状態を確認しました。結果としては、右の甲状腺は通常の2倍に肥大していました。一方、左の甲状腺については、通常よりも少し萎縮(いしゅく)していることが分かりました。

甲状腺は、海藻(かいそう)に含まれるヨウ素(ヨード)を原料にして甲状腺ホルモンを作ります。通常であれば、身体に必要な分だけの甲状腺ホルモンを作り分泌します。もし、甲状腺ホルモンが余ることになれば、甲状腺内に貯蔵しておくこともできます。

つまり、甲状腺が正しく機能していれば、甲状腺ホルモンの量が適正かどうかを管理することができます。

ただ、甲状腺機能亢進症になると、甲状腺ホルモンが必要以上に分泌され、新陳代謝が活発になり過ぎてしまいます。その結果、身体全体のバランスが崩れ、さまざまな弊害症状を起こすことになります。

発見が遅れると、心臓の働きが過剰になり過ぎてしまい、心室壁が肥大化して重量も増えてしまう「心肥大」を起こしたり、胃腸の働きが活発になり過ぎて栄養吸収ができなかったりして、どんどん痩せていきます。そのため、身体には大きな負担が掛かり、最後は燃え尽きたようになって死んでしまいます。

ただ、もし病気が見つかったとしても、正しい治療をすれば、健康な状態を維持することが十分に可能です。なるべく早期に治療をするためには、あなたの猫が10~13歳以上の高齢猫世代になったら、日ごろの食欲の変化や、性格の変化などを注意して観察し、前述した症状が確認されたら、動物病院ですぐに検査をしてください。

猫の甲状腺機能亢進症の原因

甲状腺機能亢進症の原因は以下の2つです。

・甲状腺自体が大きくなったため、甲状腺ホルモンの過剰分泌を招いた

・甲状腺に腫瘍(しゅよう)ができたことで、甲状腺ホルモンの過剰分泌を招いた

ただ、甲状腺が大きくなったり、甲状腺の腫瘍がなぜできたりするのかについての原因はわかりません。

海藻類(かいそうるい)に含まれるヨード(ヨウ素)の過剰摂取が原因になる場合もあれば、猫の性格、遺伝による場合もあります。ただ、原因が1つに確定される訳ではなく、いろいろな要素が相互に作用して甲状腺の異常が起こります。

私のかかりつけの動物病院の先生によれば、動物病院に来た時に、興奮しやすい猫は、落ち着いている猫よりもホルモン系(甲状腺や糖尿病)になる傾向があるとのことでした。我が家のオス猫も、とても神経質な性格です。動物病院に行くときや、家に来客があるときなど、環境の変化がストレスになりやすい性質であったため、病気にかかってしまったものと思われます。

甲状腺機能亢進症と慢性腎不全

甲状腺機能亢進症の猫は、慢性腎不全(まんせいじんふぜん)にかかっていることがよくあります。もともと13歳以上の猫の約20%が慢性腎不全にかかっているといわれるほど高齢の猫がかかりやすい病気です。

腎臓は、身体の老廃物を尿として体外に排出する機能をもっています。老廃物をスムーズに体外に排出するためには、水分をたっぷり摂取することが大事です。ただ、猫はもともと積極的に水を飲まない場合もあるため、若いころから腎臓を酷使しがちになります。

そのため、猫が高齢化すれば、通常は慢性腎不全の症状が徐々にあらわれるはずです。しかし、甲状腺機能亢進症になっていた場合、甲状腺ホルモンが活発に分泌されます。そうなると、腎臓の働きは活性化されるため、慢性腎不全の症状があったとしても、症状として見えにくい状態になります。

ただ、甲状腺機能亢進症の治療を始めると、甲状腺ホルモンの分泌が正常になるため、もともとの慢性腎不全の症状があらわれます。つまり、甲状腺機能亢進症の猫は、慢性腎不全を併発している可能性が高いのです。

そのため、甲状腺機能亢進症の治療をおこなう場合、慢性腎不全の症状があらわれるかどうかを注意する必要があります。

甲状腺機能亢進症の治療

甲状腺機能亢進症の治療方法は、以下の3つがあります。猫の状態や体力を考え、適切な方法を選びます。

手術による治療

甲状腺を手術で切除する治療です。甲状腺は猫の喉に2つあります。どちらか片方を切除する場合と両方を切除する場合の2つの方法があります。

片方だけ切除する方法の場合、甲状腺ホルモンの分泌が正常化すれば完治となります。もし両方の甲状腺を切除することになれば、手術後は、猫の体内で甲状腺ホルモンを合成することができず、不足してしまいます。その場合、甲状腺ホルモン自体を投薬することで、不足を補うことになります。

ちなみに、猫が甲状腺機能亢進症を発症する年齢は10歳以上が多いです。もし、手術をすることになれば、全身麻酔をしなければなりません。全身麻酔は、高齢猫の身体へ大きな負担になる場合があります。そのため、手術をするかどうかについては、猫の体調を最優先に考え、慎重に検討をする必要があります。

投薬による治療

薬による治療は、甲状腺ホルモンが過剰に生産されるのを防ぐために、甲状腺ホルモン自体の生産を抑えるための薬(抗甲状腺薬)の投薬が一般的です。治療当初は、猫のホルモンバランスを急激に変えないため、少しの量で試すことから始めます。

治療のための薬はメルカゾール錠です。実際のものは、以下の通りです。


我が家の猫は、甲状腺ホルモンの値が高く、早急な治療を必要としたため、投薬による治療を選択しました。薬は一粒あたり100円です。我が家の猫は1日1錠の投与のため、1日100円(1か月の薬代:100円×30日=3,000円)になります。ただ、1日当たりの投与量は薬の効果を見ながら増加する場合もあります。

そして、メルカゾール錠は甲状腺ホルモンの生成を抑制する薬です。そのため、薬の服用を止めると甲状腺のホルモンの値が高くなります。よって、薬による治療をする場合、一生にわたって投薬を継続する必要があります。

メルカゾール錠の副作用について

甲状腺ホルモンの生成を抑制するメルカゾール錠には、副作用が出ることがあります。具体的には、吐き気や下痢などの症状です。もし、薬の服用を始めてしばらくのうちに副作用が出てしまったときは、薬での治療は難しくなります。

薬を処方される際は、急激なホルモンバランスによる猫の体調悪化に配慮し、最小量で試し、2~3週間ごとに効果を見て薬の量を調整するのが一般的です。以下に我が家の猫の甲状腺ホルモン濃度がどのように変化したのかについて紹介したいと思います。

我が家の猫がメルカゾール錠の服用した後、経過について

我が家の猫が、甲状腺機能亢進症を発病した当初の甲状腺ホルモン濃度であるT4(サイロキシン)の数値は24㎍/㎗でした。健康な猫の甲状腺ホルモンであるT4の標準的な猫の数値は0.6~3.9㎍/㎗です。

通常の範囲の約6倍という異常値だったため、かかりつけの動物病院の医師もこの数値を見たのは初めてだと驚いていました。以下が初回T4の検査数値です。

とりあえず、我が家の猫は15歳の老猫ということもあり、メルカゾール錠での治療が身体の負担にならないよう、1日1錠(朝・晩にそれぞれ半錠ずつ)から始まりました。

甲状腺ホルモンは身体の新陳代謝や心臓や呼吸の働きを促すホルモンであるため、薬によって甲状腺ホルモンを急激に抑えることは、猫の身体に負担を掛けることになります。

また、薬が強すぎて、嘔吐(おうと)や下痢などの副作用が出た場合、継続した投薬が難しくなります。そのため、猫の体調を確認しながら、慎重に進めることになりました。

その後、メルカゾール錠を朝・晩の2回服用しました。薬は、ウェットフードに混ぜました。猫に薬を飲ませようとすると、とても嫌がります。嫌がることを毎日するのは猫にとってストレスになります。ましてや、甲状腺機能亢進症の猫は、とても興奮しやすいのが特長です。

そのため、猫に無用なストレスを与えないためにも、ウェットフードに薬を混ぜることで、猫が知らない内に薬を服用できるようにしました。

心配した嘔吐や下痢などの副作用も起こらず、2週間後に甲状腺のホルモン検査を行いました。甲状腺ホルモンであるT4の数値は以下の通りです。

当初の甲状腺ホルモンの数値であるT4は、24㎍/㎗でしたが、2週間後の数値は、T4が8.7㎍/㎗へ改善しました。薬が順調に効いていることが確認することができました。引き続き、メルカゾール錠を同様の1日1錠(朝・晩それぞれ半錠ずつ)与えることになりました。

更に1か月後(治療開始から1か月半後)の甲状腺ホルモン濃度は以下の通りです。

前回の甲状腺ホルモンの数値であるT4は、8.7㎍/㎗でしたが、今回は更にT4が6.6㎍/㎗へ改善していました。猫の体調は、食欲もあり、排尿、排便に異常はなく、吐き戻しもないことから、徐々に回復していると判断できたため、メルカゾール錠は、引き続き1日1錠(朝・晩それぞれ半錠ずつ)与えるのを継続することになりました。

更に1か月後(治療開始からは2か月半後)の甲状腺ホルモン濃度は以下の通りです。

甲状腺ホルモンの数値であるT4は、驚きの1.47㎍/㎗になりました。発症当時からのT4の数値の変化をまとめてみると、(発病時)24㎍/㎗→(2週間後)8.7㎍/㎗→(1か月半後)6.6㎍/㎗→(2か月半後)1.47㎍/㎗です。その後も薬は、メルカゾール錠を1日1錠(朝・晩それぞれ半錠ずつ)与えています。

今後は、2~3か月おきに、甲状腺ホルモンの数値であるT4をチェックしながら、メルカゾール錠での治療をすることになります。

甲状腺機能亢進症は、治らない怖い病気というイメージがあり、診断確定されたときは、信じたくない気持ちと、不安な気持ちで後悔ばかりでした。ただ、飼い主がそのような気持ちでいては、猫の治療にも悪影響を与えると感じたため、猫にしてあげられることに集中することにしました。

実際に薬を飲み始めてから、副作用もなく2か月半という短期間で数値を劇的に改善することができました。甲状腺機能亢進症という病気の治療は初めての経験でしたが、病気を恐れるよりも、治療に専念することで、猫の体調がどんどん回復していく様子を感じることができました。

甲状腺機能亢進症は長く付き合う病気ですが、正しい治療を行えば、猫は病気になっていることを感じさせないくらい元気になります。もし、あなたの猫が病気になったとしても、早めに治療を始めることで、驚くような効果を得ることができます。

我が家の猫はメルカゾール錠で副作用はありませんでした。もし、副作用があった場合は、薬以外の治療方法を選ぶ必要があります。そんなときは、低ヨウ素のキャットフードによる治療がおすすめになります。以下に、低ヨウ素の甲状腺機能亢進症の療法食について詳しくお話します。

低ヨウ素のキャットフードによる治療

まず、甲状腺機能亢進症の猫専用の療法食(y/d)があります。ヒルズ・コルゲート社(以下ヒルズ)というアメリカのキャットフードの製造メーカーから2012年に販売されました。

実際のパッケージは(ウェットタイプ)は以下の通りです。濃い紫のラベルとy/dが目印です。

療養食は複数のキャットフードメーカーから販売されていますが、甲状腺機能亢進症の療養食はヒルズの一社だけです。写真のウェットタイプ(1缶156g)と、ドライタイプ(1袋2㎏入りのみ)の2種類があります。

ウェットタイプは、フード全体の70%以上が水分です。肉や魚を中心とした素材に、ミネラル、ビタミン、脂肪、炭水化物がバランス良く配合されています。柔らかい食感は、猫が自然界で狩猟をしていた時の獲物を食べるときのようです。とても消化が良いフードのため猫の胃腸に負担を掛けません。

一方、ドライフードは、肉や魚を中心としたタンパク質が豊富に含まれていますが、つなぎに小麦粉を多く使用しています。カリッとした形状になるよう、水分は10%以下になっています。ドライフードは、ウェットフードに比べると、消化するときに胃腸に負担がかかります。

ただ、猫は好き嫌いが激しく、ドライフードの方が好きな場合が多々あります。どちらの療養食も成分は同じに作られているため、猫が好む方を与えると良いでしょう。

ヒルズの甲状腺機能亢進症の療養食(y/d)を活用することで、食事だけで甲状腺機能亢進症の治療を行えます。

この療養食の特長は、甲状腺ホルモンの原料となるヨウ素(ヨード)を低く制限してある低ヨウ素のキャットフードです。ヨウ素(ヨード)の摂取を制限することで、甲状腺の過剰な生産、分泌を抑えることができます。以下でその点を確認することができます。

また、甲状腺機能亢進症の猫は、前述したとおり、腎不全を潜在的な要素としてもっているケースが多いため、腎臓ケアに配慮したキャットフードになっています。つまり、甲状腺機能亢進症の症状のみだけではなく、高齢猫が発症しやすい腎不全にも対応できる優れた療養食になっています。

低ヨウ素のキャットフードを与える際の注意点

低ヨウ素の甲状腺機能亢進症の療養食(y/d)は非常に高齢猫の身体に配慮した優れた療養食です。しかし、与える際にはひとつ注意点があります。

その注意点とは、他のキャットフードやおやつを与えてはならないという点です。甲状腺機能亢進症を治療するためには、甲状腺機能亢進症の療養食(y/d)とお水だけという食事を徹底する必要があります。もし、他の食べ物を少しでも与えてしまうと、ヨウ素(ヨード)を低くした意味がなくなり、治療効果が出なくなってしまうのです。

そのため、猫が甲状腺機能亢進症の療養食(y/d)を好むかどうかが治療を続けられるかどうかの見極めになります。もし、猫の生活環境において、我が家のような多頭飼いの場合、他のキャットフードが好みの匂いであれば、療養食(y/d)を食べない可能性も出てきます。

食事の治療も一生続ける必要があるため、投薬で治療を行うか、療養食(y/d)を使った治療を行うかは、あなたの猫の好みとあなたの猫が生活している環境を考慮する必要があるのです。

低ヨウ素のキャットフードの効果について

最後に、低ヨウ素の療養食(y/d)を食べ始めてから、効果が出るまでにかかる期間についてお話します。

甲状腺機能亢進症の療養食(y/d)とお水だけの食事を始めて、約3週間で治療効果が見られます。ただ、今まで食べていたフードからの切り替えをするための期間を10日程を必要とするため、その期間を含めると、治療効果を確認するまでには、1か月~1か月半を見ておいた方が良いでしょう。

まとめ

甲状腺機能亢進症は10歳以上の高齢猫の10~20%が発症する病気です。甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるため、身体の新陳代謝が活発になります。

主な症状は、「食欲が旺盛なのに痩せていく」「落ち着きがなく、活発に動く」「興奮しやすい」「多飲」「下痢」などさまざまです。高齢猫なのに、元気に動き回りすぎたり、食欲が有り過ぎたりする場合は注意をしましょう。

甲状腺機能亢進症の治療は、手術、投薬、食事療法の3種類です。それぞれメリット・デメリットがあります。もし、あなたの猫が甲状腺機能亢進症の治療をすることになった場合、どの治療がより猫に負担がかからないかを慎重に検討しましょう。

食事療法は、ヒルズの低ヨウ素のキャットフードだけが、甲状腺機能亢進症の療養食(y/d)です。食事療法で治療をするときは、療養食(y/d)と水だけが食事になります。他の食べ物は一切食べることができないため、猫を多頭飼いされている場合、しっかり管理することが重要です。

甲状腺機能亢進症は、猫がどんどん痩せて、身体の至るところに重い症状があらわれる怖い病気です。ただ、たとえ病気の発見当初のT4の数値が高くても、猫の体調を見ながら、適切な投薬・食事療法をすることで、元気な状態を取り戻すことができます。