最近は、猫が病気にかかった際の治療方法がすすんだり、食事の質がよくなったりしているため、長生きする猫が多くなってきました。

我が家の猫の年齢は、20歳、17歳、16歳、9歳(2匹)です。最も長生きの猫は、腎臓の働きが弱ってきましたが、まだまだ食欲もあり、元気です。

猫はとてもかわいいので、元気に長生きして欲しいという思いで、毎日世話をしています。どの飼い主さんも愛猫が長生きしてほしい気持ちは同じなのではないでしょうか。

先日、20歳を迎えた猫も、16歳のころに、体力が落ち元気がなくなったことがありました。その後、フードの見直しや、日々の体調変化と向き合い、今まで無事に過ごすことできています。

年齢に合わせたお世話をすることで、元気に長生きできていると実感しています。今回は、老猫のお世話で気をつけるポイント、フードの選び方などをお話します。この記事を読めば、あなたの猫は、20歳以上になっても元気に過ごすことができます。

愛猫が健康で長生きするために必要なこと

猫の平均寿命は15.32歳(平成30年:日本ペットフード協会が発表したデータより)です。猫の15歳は、人間でいうところの、76歳~80歳です。室内飼いが増えていることや、栄養バランスの良いキャットフードのお陰で、猫も長生きになってきています。

しかし、愛猫に決まった食事と水を与えるだけで、健康に過ごせるかどうかはとても微妙です。猫の11歳は、人間でいうところの60歳ぐらいになりますが、そのくらいから、黒猫は白髪がチラホラ目立つようになります。

猫は棚など高いところに上るのが得意ですが、うまくジャンプができず、棚から滑り落ちる姿を目にするのも、このぐらいからです。傍(はた)からみても、歳をとったと感じるようになります。

我が家の黒猫は、11歳ごろから以下の写真のように、白髪が目立つようになりました。

白猫の若い頃は、鼻がピンク色でしたが、12、3歳ぐらいから、以下の写真のように黄色くくすんできます。

身体の変化は、ある日を境に感じるものではなく、少しずつ、少しずつ進んでいくものです。猫によって老化に差がありますが、飼い主は、愛猫が11歳ごろから、以下のことに注意するようにしましょう。

健康診断を受ける

愛猫の血液検査は、年に1回は必ず受けるようにしましょう。血液検査をすることで、身体の不調を早めに見つけることができます。

とくに、猫の身体は、おしっこを濃縮して出すことで、腎臓に無理がかかります。そのため、11歳ごろから腎臓の働きが少しずつ弱ってくる猫がいます。腎臓の状態は、血液検査をすれば確認できるため、1年に1回受けると、今の状態が確認できるため安心です。

もし、腎臓が弱っていることを早めに発見できたなら、キャットフードを変えたり、水分補給の点滴をしたりして、状態を立て直すことはできます。

愛猫の体調は、日ごろからしっかり確認してあげましょう。

便秘を防ぐ

我が家の15歳以上の猫は3匹いますが、どの猫も13歳になったあたりから、毎日ウンチが出なくなったり、コロコロしたうさぎのようなウンチになったりしました。

猫が便秘になるのは、年齢とともに、腸の中に棲んでいる善玉菌が少なくなり、大腸の動きが鈍ったためです。

また、ウンチの形がコロコロしたうさぎのようになるのは、大腸に溜まったウンチが毎日排出できないため、ウンチの水分が腸で再吸収され、固くなってしまうからです。

毎日、規則正しくウンチを出すためには、腸のなかに棲んでいる菌のバランスを整えることが大事です。腸のなかの理想の菌のバランスは、善玉菌20%:悪玉菌10%:ひよりみ菌70%です。

善玉菌は、高齢になればなるほど少なくなります。また、ストレスを感じると減少します。そのため、11歳をすぎた猫には、善玉菌のサプリメントを与えたり、善玉菌のエサになる食物繊維が豊富なキャットフードに切り替えたりしましょう。

腸内の善玉菌が増え、腸内に棲む菌のバランスが整えば、正常なウンチになります。腸が健康になれば、食べたものが消化吸収されるため、身体全体に栄養が行きわたります。また、口や鼻から入ったウィルスなどの病原菌も腸で退治することができます。

あなたの愛猫の腸が活発に働けば、病気をよせつけない身体になり、長生きできます。

水分を摂る習慣をつける

猫の身体の7割は、水分でできています。水分は、身体全体に栄養を巡らせ、内臓のはたらきを正常に保つために欠かせないものです。

しかし、猫は水分をあまり摂らなくても生活できるため、水をゴクゴク飲むことは少ないです。ただ、水を飲む量が少ないと、身体のなかの汚いものを身体の外に出せないため、腎臓に負担がかかります。

猫の身体の中で、腎臓はとくに大事にしなければならない臓器です。腎臓を労わるためにも、愛猫がしっかり水を飲むようにして、長生きする習慣をつけましょう。

日ごろから水を飲む習慣をつける工夫

猫は、日ごろから水を好んで飲むことはしません。身体の汚いものをだすために、水を飲んでくれたらなあと思いますよね。そんなときは、猫のに、ダシやカルピス、ヤクルトを少し加えてみましょう。匂いにつられて飲んでくれることがあります。

ダシは、以下のような市販のものを使っています。

猫に与えるときは、水500mlに対して、ダシの量は0.5mlほどです。猫の好みで微調整しても良いです。実際のところ、ダシの香がするかしないかぐらいですが、猫はわかるようです。

ダシの匂いが強すぎると、猫の警戒心が働くのか、あまり近寄らなくなります。少しの量で調整してみましょう。

ダシ以外のカルピスやヤクルトは乳酸菌がはいっているため、便秘がちの猫にはおすすめです。

カルピスは以下のとおりです。

ヤクルトは以下のとおりです。

猫に与えるときは、水500mlに対して、カルピスもヤクルトも0.5mlほどで十分です。ほとんど匂いを感じないほどですが、好む猫は好きで良く飲みます。

日ごろから、あなたの猫に水を飲む習慣をつけることで、猫がかかりやすい腎臓病を予防することができます。

水分不足に猫用スープを活用する

猫の水分不足を予防するためのアイテムで、猫用スープが販売されています。スープは全体の90%ほどが水分でできており、猫の水分不足を補うには最適です。

ドライフードと一緒にスープを添えておくと、猫は、食事という感覚で水分を摂れます。

シシアというイタリアのペットフードメーカーから販売されているスープを以下に紹介します。

いろんな味がありますが写真左から「ツナ&パンプキン」「ピンクサーモン&キャロット」「ツナ&パパイヤ」です。どれもトロミのあるスープに作られています。我が家の猫は魚派なので、ツナもピンクサーモンも大好きです。夏場で食欲が落ちた時、冬場の水分を摂らない時期などに与えるようにしています。

愛猫が長生きするためのおすすめキャットフード

我が家の猫たちは、お世話になっている獣医師からも「年齢のわりに血液検査の数値が良い」と言われています。とくに「腎臓の数値に問題がないのがよいですね」と感心されます。

我が家の猫は、いまのところ長生きなのですが、特に気をつけているのは食事です。健康で長生きするためのキャットフードを紹介します。

ロイヤルカナン 療法食 消化器サポート

ロイヤルカナンはフランスのキャットフードメーカーです。ロイヤルカナンは、年齢別のキャットフード以外にも、気になる症状に特化した療法食があります。

今回紹介する「消化器サポート」は、便秘がちな猫用の療法食(可溶性繊維)です。

実際のパッケージは以下のとおりです。

原材料は以下のとおりです。

原材料の中に含まれる「サイリウム」は、結腸の掃除屋と言われています。食物繊維でできているため、腸の中に溜まった老廃物をつつんで、お通じを助ける働きがあります。

ロイヤルカナンの他の商品にもサイリウムは含まれていますが、便のカサの多さは「消化器サポート」にはかないません。飼い猫には、すっきり快便で気持ちよく過ごしてもらいたいので、我が家では欠かせないキャットフードです。

アカナ パシフィカ

アカナはカナダのキャットフードメーカーです。さかな、鶏、やさい、くだものなどの原材料が新鮮な地元産のものなので安心です。アカナの「パシフィカ」は、太平洋で採れたいろんな魚がメインのキャットフードです。

パッケージは以下のとおりです。

原材料は以下のとおりです。

アカナパシフィカはニシンやイワシなどの青魚がたっぷり含まれたキャットフードです。青魚には、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれています。EPAやDHAは猫の身体で合成できない栄養素なので、食品で摂ることが大事です。

EPAは、血液をサラサラにしたり、血管を柔軟に保ったりと身体全体を健康に保つためには必要です。猫が高齢になると、どうしても血液の質、巡りが悪くなります。

EPAがたっぷり含まれたキャットフードを与えることで、血管を若く保つことができます。健康な血液が身体の中を回れば、内臓も元気になります。

高齢猫の健康にはEPA。EPAの原料である魚が多く含まれたアカナパシフィカは、愛猫の長生きのためには欠かせないキャットフードです。
すべての猫用【アカナキャット】

まとめ

ここ最近は、長生きする猫が多くなってきました。きちんと健康管理を行えば、愛猫が20年以上長生きすることができます。

そのためには、以下のことに気をつけると良いです。

①猫が長生きするために適したキャットフードを選ぶ。

②年に1回は、血液検査を行い、健康状態を把握する。

③日ごろから水を飲む習慣づけをする。

④便秘を予防する。

ちょっとしたことですが、早い内から気をつけておくことで、あなたの愛猫は元気に長生きしてくれます。